『Welcome Plastics』
PLASTICS
VICL-2013
『『IN A MODEL ROOM』
P-MODEL
WPCL-603

 

『BOOWY』
BOOWY
CA32-1148

 

『BE LOVED』
GLAY
POCH-7005

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーその後、解散して……。
佐久間:休止ですね。四人囃子は解散宣言はしてないので。もう四人囃子としてやることがなくなったんで、休止しました。僕は四人囃子やめる1年ぐらい前から、すでにPLASTICSにかかわってましたね。
ーーPLASTICSではベースではなく、キーボードでだったのはなぜですか?
佐久間:その当時リズムボックスがあって、そのリズムボックスだと生ベースと、音的に合わなかったんですね。それでキーボードをやることになったんですよ。あと、メンバーが素人って言われた人達がやってたんで、僕が生楽器をもってしまうとどうしても差が大きすぎちゃってね。でもキーボードなら、ただスイッチをおせばいいわけですからね。
ーーなぜそういう音楽をやってなかった人達とバンドを組むことになったんですか?
佐久間:彼らが先にPLASTICSっていうバンドを始めてて、僕が好きだったんで、逆にメンバーになっちゃったんですよ。
ーーそれで、PLASTICSの後となると、もうプロデュースになっていくわけですか?
佐久間:PLASTICS始める時からプロデュースしてましたね。最初にプロデュースっていう名前でやったのはP-MODELですね。これは本人から頼まれたんです。
ーー初めてプロデュースした時と現時点のプロデュースは同じやり方ですか?
佐久間:基本的に同じですね。P-MODELをやる時は、アレンジャーっていう名目だったんだけど、やることは一緒ですね。まずは直接会って、話をします。でも、たいした話じゃないですよ。所詮初対面の人同士で、酒の席でもないし(笑)。プロのバンドであれば、前の曲のこととか聴いたり考えながら、初めての人であれば、これまでの経緯を話するんですよ。あとは具体的な、楽器は何を使っているかとかいろいろ聞きますね。
ーー最終的なジャッジをすることになると思うんですが、そのへんはどう考えていますか?
佐久間:最終的には僕としては、アーティスト本人が気に入ったことであればなんでもいいわけですよ。僕が“このほうがいい”と思っても、本人が強く“こっちのほうがいい”と思っていたら、なぜこっちのほうがいいのか明確に持ってれば、僕はそれを優先するべきだと考えてるんです。
ーー数多く、プロデュースされているんですが、いつくかバンドを絞ってお聞きしたいと思います。まず、BOOWYですが、バンド側からこうしたいという話はあったんですか?
佐久間:「ロックをやりたい」と言っていたぐらいでしたね。「それだったら、日本でやるのはやめよう。日本でやらないんなら、僕はやる」って言ったんですよ(笑)。
ーーそれはなぜですか?
佐久間:機材やエンジニア、スタジオの箱の問題ですし、あとは環境ですね。
ーー海外の違いはどう解釈していますか?
佐久間:僕自身は、人の違いだと思うんですけど。スタジオとかでの音の捉え方が違うんですよね。長年レンガ造りの中で暮らしてきた人の感覚と、畳で育った僕らとじゃ違うんですよね。それで、BOOWYの時はベルリンを選んだんです。それくらい極端の方がいいだろうと思って。レコーディング入って、2、3日したくらいで変わりましたよ。
ーーBOOWY解散の話はいつ聞いたんですか?
佐久間:解散発表する日ですね。というのはその前ぐらいからセルフ・プロデュースになってたんで。それで解散する日の昼間、布袋くんから電話がかかってきて、解散って聞いたんですけどね。
ーーBOOWYに限らず、いろんなバンドがあって、解散したりしますよね。原因としては人間関係ですか?
佐久間:いや、バンドっていうのは必ず解散するものですからね。人間関係だろうがなんだろうが、いずれは解散しますから。企業として成功したいなら、またそれは変わってくるんでしょうけどね。作ってく音楽も変わっていって当たり前だし、同じことやってたら飽きるのも当たり前だし、人間なんだから。それが10年もつか3年なのかは長いか短いかだけですから。
ーー次に、GLAY。GLAYもオファーがあってですか?
佐久間:そうですね。
ーーGLAYを最初聴いたときどういう印象でした?
佐久間:その前は僕、UP BEATっていうバンドのプロデュースもやってたんで、UP BEATとBOOWYを混ぜた感じだなと思いましたけどね(笑)。明らかにBOOWYフォロワーの世代だなとは思いましたけど。だから、ちょっと気恥ずかしい感じがしましたけどね。ただ、実際やった曲がすごく良かったんですよ。GLAYの場合は僕がそれまで経験しなかったのが、メンバーのバランスの取れ方ですね。メンバーの関係にどこにも矛盾がないんですよね。普通だとどんなバンドでもそうなんだけど、例えばレコーディングして、誰かが何か言う、そうすると必ず違う意見がでたり、多少ズレてたりするんですけどね。(GLAYは)全員が同じ意見なんですよね、いつも。「それヤバいんじゃない?」と誰かが言うと、みんな「そう思った」って(笑)。今でもそうですね、そういう関係は。普通のバンドだと「あれも良くない?」とかいうやりとりがあるんだけど、「あれちょっとダメだよね」っていうと「うん、そうだ!」って(笑)。
ーーメンバー間の感覚が一緒なんですか?
佐久間:価値観っていうか何を目指してるかが本当に同じなんでしょうね。だからこれだけかかわってても、入りきれない会話がたくさんあって。歌入れなんかしてても、横にいて、TAKUROくんとTERUくんの会話が何を話してるのかが全然わからないときがありますよ。本当にツーといえばカー状態でしたね。
ーーGLAYのレコーディングの進行において、TAKUROさんと佐久間さんの関係ってどういう感じなんですか?
佐久間:みんなでやってる感じですね。TAKUROくんに“佐久間さん休んでていいですよ”とか言われたり、“来なくていいんじゃないですか”とか言われたり(笑)。特殊な関係ですよね。

ーーこれはもしかしたらアーティストが感じることであって、プロデューサーとしては感じないことなのかもしれないですけど、売れることによって、プレッシャーとかっていうのはありますか?
佐久間:ありますね。売れることっていうか売れた作品に対してはないですけど、売れるのが当たり前と言われてるものに対してはそれなりにプレッシャーを感じますけどね。
ーーGLAYはそうなんですか?
佐久間:GLAYは逆に安心だったりするんですけどね。以前、氷室京介のソロをやるときに売れて当然といわれましたしね。