プロのディレイ・セッティング

ここでは、プロ・ギタリストのディレイ・セッティングに注目。
DD-5を使って、彼らの名演をシミュレートしてみた。
じっさいにCDを聴いてみるとじつにいろいろな活用法があるのがわかってもらえるだろう。
さぁ、さっそくプロのプレイをマネしてみよう。

日本人アーティストのセッティング
海外アーティストのセッティング


SUGIZO/ルナシー
サンプル曲/IN SILENCE
(アルバム『STYLE』より)


「IN SILENCE」のイントロで聴かれるディレイだ。
符点8分のディレイと、2拍で返ってくるディレイの2種類のディレイが使われているが、ここでは2拍で返ってくるほうを取り上げてみた。


SUGIZO/ルナシー
サンプル曲/MOON
(アルバム『IMAGE』より)


ちらは「MOON」イントロ部分の符点8部のディレイ。
D.TIMEツマミは少し動かしただけでもリズムがズレてしまう。CDを聴きながらじっくりテンポを合わせよう。
別売のフット・スイッチを使うと、よりカンタンにリズムを合わせられる。


木暮武彦/レッド・ウォーリアーズ
サンプル曲/OUTSIDER
(アルバム『LESSON1』より)


「OUTSIDER」の1分07秒で入ってくるフレーズの、4分音符のディレイ。
CDを聴きながら、ディレイ音が4分音符で返ってくるようにD.TIMEを設定しよう。別売のフット・スイッチを使う場合はMODE8だ。


松尾宗仁
/スネイク・ヒップ・シェイクス
サンプル曲/永遠のJustice
(アルバム『SNAKE HIP SHAKES』より)


「永遠のJustice」のギター・ソロの音色をシミュレートしてみた。
このギター・ソロは、ピッチ・シフター的な感じもするが、イラストのように軽くショート・ディレイをかけてみると、かなり似た雰囲気が出る。


HISASHI/GLAY
サンプル曲/グロリアス
(アルバム『BEAT out!』より)


「グロリアス」のイントロの、変わったディレイ音は"マルチ・タップ・ディレイ"と呼ばれるものだ。残念ながらDD-5単体では再現することはムズカしい。
図のような設定にして、工夫して雰囲気を出してみよう。


高崎 晃/ラウドネス
サンプル曲
/SPACE COMMUNICATION

(アルバム『輪』より)


まざまなディレイが随所で聴かれるが、図は1分40秒あたりから、徐々に混ざってくるディレイ音をシミュレートしたもの。
CDでは少しずつE.LEVELが上がっている。エフェクトをONにするタイミングに注意しよう。

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