DigiTech Whammy Pedal


 ワウ編に続いては、ワーミー編だ。現在、市販されているデジテックのワーミー/ワウは、ピッチ・シフターを中心にワウやヴォリューム・ペダル、さらにチューナーも搭載したマルチ・ペダルと聞いて、「なんかムズカしそうだな」と思ったキミ。それは間違いです。初心者でもカンタンに使え、しかも、その効果 がユニークといえば、使わないわけにはいかないでしょう。それでは基本的な使い方から解説しましょう。


 DigiTechのインテリジェント・ピッチシフター“IPS-33B”にピッチシフターの間隔をペダルによって変化させる機能が初めて搭載されたとき、多くのミュージシャンがその機能を絶賛しました。その機能を多くのギタリストにも利用できるように単体ユニットとして開発されたのがWhammy Pedalの起源です。初代のワーミー(通称:赤ワーミー)が普及するとプログラム・チェンジの不便さからワーミーIIが発売されました。そして、低音域の音やせとトラッキングの向上をはかりベース用のベース・ワーミーが発売され、その後、ワウやハーモニー・モードの充実をはかり、XP-100が発売されました。そして、姉妹機のマルチタイプ、XP-200(モジュレーション・ペダル)、XP-300(スペース・エフェクトペダル)、XP-400(リヴァーブ・ペダル)など発売されました。しかし、プロからの赤ワーミーの音が好評だったため復刻版としてワーミー・ペダルが発売されました。今回復刻した赤ワーミーにはMIDIインジャックが搭載されています(スティーヴ・ヴァイの強い要望のため)。これによって、曲中でもプリセットがスムースに変更できます。

XP-100

XP-200

XP-300

XP-400

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